競技騎士としての終わりは経験したが、そんなことは考えたこともなかった。垣間見える死よりも、苦楽を共にした彼の事が頭を過ぎっていた。別れを告げることもできず、恩を返すために戦っていたが──。「嬉しいです……今度こそ、一緒に」互いに姿は変われども、想いは変わらぬまま。来たる終焉の前に、深く溺れてしまおうではないか。『夢の続き』世界の終わりを君と※二次
6/7/2024, 3:07:48 PM