Ryu

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10年日記というアプリで日常を記録している。
名前の通り、10年分の今日が一列に並び、去年の今日、一昨年の今日と、自分の書いた日記が見られる仕様だ。重宝してる。
使い始めてまだ10年は経っていないが、一日とサボらず毎日書き続けているので、このアプリの中にはたくさんの時間軸における自分が存在している。

1年前の今日の自分が、抱えていた不安や悩み。
今の自分にとっては、そんなこともあったなーってレベルの些細なこと。
結局、大したことにはならず、杞憂に終わったことばかり。
思えば、人生はそんなことの繰り返しだ。
心配事の9割は起こらないのに、残りの1割が起こることを心配したりして。

生きている限り、不安や悩みは尽きないけれど、1年、いや、数ヶ月と続くようなものはほとんどない。
もちろん、当時頑張って自力で解決したものもそれなりにあるが、どうにも出来ずに時が解決してくれたものだって多々ある。
今となれば、悩むだけ無駄だったなと思うけど、その時はそうするしかなかったんだよな。

でも、こうして未来の自分になって振り返ってみると、頑張っていた自分に出会えて嬉しくなるし、1年前の自分は確かにそこにいたんだなと、時の流れを再確認出来る。
そして、今だって頑張ってるぞ、と胸を張って過去の自分に伝えたくなる。
それはきっと、心の中で言葉にするだけで。
過去の自分も今の自分も、同じこの心の持ち主だから。

今では、想いを書き残すアプリがひとつ増えて、1年前の自分にはなかった日課を楽しんでいる。
1年後の自分が、どんな気持ちで今の自分の徒然なる想いを読むのか。
恥ずくて苦笑しながらか、文才を自画自賛しながらか、分からないけど、これが今の自分の精一杯だから、未来の自分がもっとレベルアップしていることを期待しつつ、書き続けていこうと思う。

ネタが続く限りは…。

6/16/2024, 10:23:24 PM