#夢と現実
夢は幾つもあった
J・Kローリングの様な世界に飛び込みたかったし
警察官にもなりたかった
だがしかし
私は至って平凡で
自分を他人より少しばかり賢いと思っている
ただの平和主義者だった。
物語の様に
悪は分かりやすく悪では無かったし
努力だけではどうにもならない事がある事も知ると
私は瞬く間に平凡の一粒へと成った。
好戦的な他人は死に物狂いで働いている。
それを横目に
細々と生きていくのがやっとだった。
羨ましい限りだ
そして妬ましい
諭吉の数が私を惨めにする
けれど
私は健やかであった
今も諭吉の数を数えているが
死んだ様な目をして
神経をすり減らし貼り付けた笑顔で
いらっしゃいませ
とは言っていない。
ただほんの少し、
他人が羨ましいだけだ。
彼らは私より良くやっている。
何か良いことが彼らにもあれば良いのに。
12/4/2023, 11:13:00 AM