「永遠に続くものなどない」
充分にわかっていたつもりだった。
この楽しさや幸せにも、いつかは終わりが来るとは思っていた。
けれど、本当に、こんな唐突にそれがやってきて、あまりにもあっけなく日常が崩れるとは思っていなかった。
あんなにも受信メールを開く手が震えたのも、
開いた画面を見て本当に崩れ落ちたのも、
無意識に何の意味も持たない言葉で叫んで泣いたのも、初めてだった。
最後に見たのはいつも通りの優しい声と美しい笑顔だったから
こんなにも突然別れが来るなんて考えてもいなかった
今でもまだ、夢ではないかと
目が覚めたらまた会えるはずだと
「受け入れられた気がする」なんて言ったくせに、心はいまだにぐちゃぐちゃだ。
心に深く空いたこの穴は、もう一生埋まることはないのでしょう。
5/20/2024, 1:11:40 AM