僕の人生は僕のものなのに。何処か今まで映画を見てるかのように、実感がなかった。登場人物にさして愛着もわかなかった。ただ漫然と時が流れ浮遊する生を喰らっていた。どうせいつかは字幕が流れてエンドロールになる。そのぐらいにしか思えなかった。今思えばそれらは予防線だったのだろう。いつのまにか解離した心を守るための。現実逃避上等。それに救われる人もいる。もちろん、悔やむ人もいる。僕は前者だ。そう思いたい。僕の人生の幕は意図せずにいつのまにか上がっていた。その中でどの選択肢でどう生きるかは自分次第だ。僕は今日も映画越しに世界を生きている。その術しか知らないけれど、それでも視界を捉える映像は、日に日に美しい、そう思えることが増えた気がする。
2/27/2026, 12:23:41 PM