『泡になりたい』
泡になりたい。
ぷかぷかと左右に揺れて
流れされるまま空を目指す。
仄暗い水底からラムネ色の大空へ。
途中で弾けるのもみんなが
見えなくなるくらいまで飛ぶのも自由。
僕なら満足するまで飛んで人知れず消えたい。
結局のところ消えたいだけなんだろう。
この夏を感じさせない空間がそういう
"もしも"を描いている。
長袖の厚着して、引っ張り出してきた毛布に暖房は最高温度。
苦手なお酒で薬を一気飲み。
そりゃそんな気分になるよね。
泡になれたら...全部弾けて夢でしたってなっちゃうかな。
どうか目覚めませんように。
語り部シルヴァ
8/5/2025, 10:10:02 AM