生きる意味なんてものは
随分前から持ち合わせておらず
強いて言うなら
死ぬために生きてる、そんな程度だ
だらだらと時間が過ぎるのを待つ
時計の針が弾む音を
何時間でも聞いている
大体決まった時間になると
鍵の音と、がさがさ荷物の音と、
貴方が一斉に入ってきて
甲斐甲斐しく世話を焼いて
その時間は嫌いではなくて
その時間は針の音は聞こえない
でも、暫く、どれぐらい経ったかは知らないが、
貴方は帰ると言ってしまって
またがさがさの荷物と、鍵の音と、
それから時計の針の音がして
時計の音はいつもよりも一層鋭く聞こえて
しばらく耳を塞いで過ごす
生きる意味なんてものは
随分前から持ち合わせていないが
強いて言うなら
時計の音を聞かない、だ
4/27/2026, 2:31:11 PM