理想のあなた…(゜゜)不思議な言葉
あなたの理想でもなく、理想像でもなく、
理想のあなた。
貴方(あなた)をヒトと読み変えれば
理想の人となるので、物語なり雑談なり作りやすい。
しかし、「あなた」という言葉に拘ると途端に難しい。
「あなた」という言葉を辞書で調べてみると
[代]〔二人称〕軽い敬語として、対等以下の相手を指し示す言葉。妻が夫を親しんでいう場合や名前・身分などの分からない相手に使うことも多い。また、公用文で「貴下・貴殿」に代わる言葉として使う。
本来対等または目上の相手への敬語だったが、今は目上に使うのは失礼だとされる。よそよそしい語感もあり、対等の相手にも使われない傾向がある。
物語中、妻から夫への呼びかけとして使おうかと思ったのだが、今度は「理想」という言葉が邪魔をする。
理想=人が考えることのできる最も素晴らしい状態。
実現を目指す最高目標。
難易度高っ!
妻から夫への期待重っ!
なんだか、物語を作る前から夫が可哀想だ…。
だからといって、身分も知らない人を物語に据えると、一目惚れ的なシチュエーションじゃないと成り立たない気がする。
これは…、一目惚れの物語を求められている、のか?
ちょっと、辞書で一目惚れを調べてみよう。
一目惚れ=一目見ただけで心を惹かれること
うーん…。
…最も素晴らしいという状態まで行きそうで行かないような、どっぷりというよりすぐに引き返せてしまいそうな…。
そもそも理想というのは、自分に使うのが健全であって、他人に使うものではない気がする。
理想のあなたと浮かれて、自分の理想を他人に押し付けると待っているのは幻滅かもしれない。
自分と他人との程良い線引こそ、理想の距離感などと思うのだが、どうだろうか。
5/20/2024, 1:10:02 PM