【ルール】
ずっとそれに沿って生きていかなきゃ
いけなかった。
この、2-481地区では、ほかの地区に比べて
ルールが多かった。運悪くそこに保護された
私は、重りをつけたような感覚の人生を
送っている。
この地区では、ルールは絶対。
ルールを破る=死ぬと同じ。
昨日は、それに耐えられず集団で反抗に及んだ
老人たちが全員まとめて射殺された。
その現場の2-481市役所にはまだ血の匂いが
のこっている。
私はその老人たちのような真似はしない。
死んだら元も子もない何より生きていたいからだ。
だが、私の同居人のサーヤが今夜、
ここから出ようと言ってきた。
「一緒に死のう」と言われているようなものだった。
私たちはそのことで大喧嘩をしサーヤは家を出た。
すると、また銃声が聞こえてきた。
見ると、この地区の入り口方面からの銃声。
私は、目を丸くした。
そこには、血まみれになりながら兵隊に暴言を
吐いているサーヤの姿があった。
私は必死で見て見ぬふりをしようとした。
でもできなかった。出来なくなった。
ほかの人が死んでも何とも思わなかったクズみたいな
人間に見捨てるという思考がなかったのが驚きだ。
私はこれから、死ぬことになる。
4/24/2026, 11:06:33 PM