君の目を見つめても、きっと、
今更、都合のいいものは見えやしない。
それでも、そこに意味を探す。
愛が形を変えるように、
支えも、依存も、救いも、
混ざり合って、
どこからどこまでが何なのか、
もう引き剥がせない。
祈りのように触れる日あれば、
ただ、調子をきくために覗き込むこともある。
崩れ落ちないための、
仮の足場として縋る時もある。
同じ「目」を見ているのに、
そこに込めているものは、ひとつじゃない。
たぶん、最初から——
何かが映っているわけじゃないんだ。
僕らは、いつも、
他者の瞳に幻想を流し込んでいる。
欠けたままの自分を、
埋めるように。
その目の奥に、深さはある。
けれど、隠しきれない弱さも、
光に触れて、揺れている。
それだけで、
目の置き場は奪われる。
題 君の目をみつめると
4/6/2026, 1:45:21 PM