どうしても逃れようのない日がある。
惨めに貶め知り得る限りのあらゆる言葉と視点で自分を詰りたくなる日がある。
どう毎日を頑張っていても
毎日どんなに一生懸命自分を励ましても。
ふと一瞬の隙を突いて現れる
私の顔をした真っ黒い生贄の山羊(scapegoat)
そいつにじわじわ追い詰められ崖っぷちまで来て、気付く。
辿り着いた玄関の鍵を開け、部屋の電気を点け、
いつかのご褒美のためにと
自分で買ったおやつを見つけた時
ふらりと進みダイニングへ行くと、
気に入ったからと並べた小物を見た時
そしてカパリと開けた冷蔵庫に、
今日の晩御飯の材料がきちんとあった時
明日も生きてて良いんだと自分に言い聞かせてくれる物言わぬ物たち。
それらは、私を嘲笑う私を焼き切る一筋の光
#一筋の光
11/5/2023, 11:20:15 AM