川瀬りん

Open App

『光と闇の狭間で』


光にも入れず
闇にも入れず
中途半端に生きる私に
手を差し伸べてくれる人はいた

同時に拒絶する人もいた

どっちも選べない私は
上手い方便を使って中途半端に生きる道を選ぶ

だけど本当は
どっちかに入りたいと願っているのかもしれない

葛藤する私に
同じ狭間で生きる人は言う
「真ん中でも良いじゃないか。第三の世界だよ」

結局その言葉が心地良くて
今の道を逸れることはしないのだ




2023/12/03
(創作)

12/3/2023, 4:20:02 AM