須藤 東

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『幾億光年の叫び』

春を待っていたのよと
咲き誇った梅の花は
一枚とまた一枚と
折り鶴になっていく
ビル街がレモン色に
嘘をついて
ちょっと嬉しくなったけれど
闇を耳がやっと突き抜けた向こうの
もっと海の向こうで
孤独なシャチが
尻尾を海面に
叩きつけたらば
ふわりと姿を消していく
この地球から見れば
目を細めて
やっと見える
みんな微かな一等星だ

4/16/2026, 8:15:29 AM