買い物を済ませ、家路を歩いていると、通りかかった公園で1人ベンチに座り、項垂れているスーツの人を見かけた。「…大丈夫かな」気になって足を止め、見ていたが、その人は微動だにせず、日だけが暮れていく。「…帰ろう」哀愁を誘うその姿を見ていたら、もうすぐ帰ってくる彼が恋しくなり、家へと急いで帰るのだった。
11/5/2024, 9:29:44 AM