秋の訪れ寒々しくなってきた空。まだ息は白くはならないけれど、びゅうびゅう風が暑さを連れ去る。けれどもなんでもないような顔をしたあんたはへっちゃらみたいでからから笑っている。寒くはないの、と何度も問うてはみるけど平気の一言だけが返ってくる。まだ君にだけは秋が来ないんだねぇ、と笑えば君は変なの、と言ってまたからころ笑うのだった。まだ夏の君ともう秋の僕がいれるのはあと数日だけ。夏と秋を一緒くたにして、次の休みは僕ら二人で何をしようか。
10/1/2025, 1:27:44 PM