小石 涼

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 色が無い無色の世界。
 イメージするのは白黒の映画。
 でも、きっと無色の世界は白と黒もない。
 何色も入ってないパレットのようなもの。
 僕の周りが透明で自分のことすら見えない。
 存在の証明が出来ない世界。

 きっとその中で見た初めての色は灰色でも綺麗なんだろう。
 今の世界は色に溢れてる。
 元々は三原色だと信じれない程に。
 
 この世界で輝ける色に自分はなれない。
 ならば、せめて消えても分からない色になりたかった。
 なのに中途半端な使えない色に生まれてしまった。
 
 ( それなのに赤色に憧れる自分は罪深い。 )
 
 
 
 


 
 

 

4/18/2023, 3:22:13 PM