—— ミアキスは、一体何と鳴いていたのやら。
—— わおんわおん、おわあおわあの双方をごちゃ混ぜにした、わおあんと鳴いていただろうか。
—— やがて、地に降り立ったミアキスは犬となって、孤独に耐え消えず、わおんと月に吠えている。
—— 木の上に昇り続けたミアキスは猫となって、おわあ、こんばんはと月夜の挨拶をしている。
「じゃあ、私が今、わぁ! って月に向かって言ったら、人間になったミアキスが鳴いているなって聞いてくれるかな」
「ミアキスが火を使うようになるとそう鳴くのかい」
「うん、自分で初めてマッチに火を点けた時、そう言ったよ」
「わぁ、そいつはびっくりだ」
(250126 わぁ!)
1/26/2025, 12:34:24 PM