蝉たちが騒々しく叫ぶ
水分を含んだ空気が肌を撫でる
灼熱のアスファルトは足元から身体を焦がしていき
強い日差しが頭を焼く
汗で濡れた身体でお互いに寄り添って、暑い身体を近づけて、汗の香りと、ふんわり香る君の匂いを感じる
僕も君も暑いはずなのに、離れたくなくて、ずっと隣にいたくて、そしてなにより、その時間が一番幸せだった
汗で気持ち悪くても、暑さで倒れそうでも、君に寄り添いたかった
それが、あの真夏の、君との日常の記憶
他にいろんなこともしたけど、結局それが、一番幸せだったんだと思う
8/12/2025, 11:23:26 PM