休む、という行為に少なからず罪悪感を覚える。
しかしまあ、兎にも角にも行きたくないのだから仕方がない。
ブルーライトに目を細めながら休むと友人に伝える。
すぐに軽快な音を鳴らして帰ってきた返事を既読をつけないように長押しで確認してみる。
その内容一つ一つに苛立って仕方がない。
なんで休むの?しょうもない理由だったら怒るよ。
なんでもいいだろ。なんで理由一つ一つを他人のお前に規制されなければならない。
明日は来てよ?
だからどうしてこいつは私の行動を一々支配しようとするのだ。
私はお前のものではないし、私の自由はお前にどうこうできるものでは無いし、そこまで入り込んでくることを許した覚えはない。
あぁ、頭の、前頭葉のあたりが痛みだす。
休むことを知らせたことを後悔しつつ、ブルーライトを消して、毛布に潜り込む。
そうして目を瞑れば、心地の良い微睡みが次第にやってくる。
それに身を任せてゆらゆらと揺蕩う水面のごとく意識を沈めていく。
それがどんなに幸せで、気持ちがいいか、知らないんだろうな、あの馬鹿は。
10/26/2025, 10:08:00 PM