Red, Green, Blue
光の三原色。この3種の光を重ねると白色になるのだそうで。どうやって発見されたのだろうか。
……いや、実験方法や経緯は調べればすぐに出てきそうではあるけれど、実際にそのプロセスに関心があるのではなくて。赤と緑と青を三つ巴にするという発想が私にはないので、この3色が三原色として提示されたとき当時の人はどんな感想を抱いたのかと。
だって、緑と青ってほとんど同じじゃん。というのはあまりにも日本人的な感覚だろうか。
昔から不思議だった。戦隊モノや信号機など、3色選べと言われたら赤、青、黄色の3つが定番だ。でも光の三原色はもちろん、色の三原色もマゼンタ、シアン、イエロー。先述の定番色とは異なる。赤、青、黄の組み合わせはどこから来たんだ。
フラフラとネットの記事を見ていたら、昔の人は色の区別が今ほど明確ではなく、赤紫に近いマゼンタを「赤」、青緑を薄めたようなシアンを「青」と呼んでしまったのではないかと考察している人がいた。数刻前私が緑と青を同系色として見たように。それで色の三原色が赤、青、黄と捉えられた。
なるほどなぁと腑に落ちる部分はあるけど、言語のシフトから始まり最終的に全く違う色を主役に据えるというプロセスには些か暴力性を感じないでもない。というか、赤と青は光の三原色で使われてるんだから、「色」における重要メンバーに援用したらややこしいでしょうよ。そう思ってくれる人は当時いなかったのか。
……あぁ、今日のお題は光の三原色だったか。また脱線をしてしまった。赤、緑、青、ね。
どうせ言葉を言い換えるなら、イエローのことも緑と呼んであげれば良かったのにねと思う。どうしてもこの光の三原色の並びを見ると緑を仲間はずれに感じてしまう。それか、マゼンタやシアンに相当する新たな色の名前をつけるとか。なんて、今さら言っても仕方のないことだけど。
9/11/2025, 4:31:15 AM