夜を漂う
小舟があって
波に遊ばれ
ゆらゆらり
風に煽られ
ふらふらり
浮かんでるのも
やっとこさ
荷を落とすまい
それだけで
ほかの小舟を
知ったのは
ガツンとぶつけた
あとだった
空には月が
無数の星が
そこに光は
あったのに
眩しすぎる、と
言い訳ばかり
それでも海は
浮かばせる
「沈む日までは、浮かんでろ!」
夜を漂う
小舟があって
いつかの先に
沈んだならば
懐古するのは
この波の上
空には月が
無数の星が
眩しくて
美しかった──
ああ いつか
『海の底』にて
穏やかに
負う荷を持たず
そんな日が
訪れるまで
浮かばせる
海は
小舟を
1/21/2026, 8:20:19 AM