花畑なんて撮るようなものじゃない。
便利な機械、所謂スマホやカメラってやつらが出てきてから人間はなんでも機械越しにものを見るようになった。
ふとした瞬間に出会う、綺麗な景色や花。
この感動を忘れぬようにと機械の中に閉じ込めるのが最近の流行りだけれど、結局それをしたところで常に見返すわけでもないだろうと周りの奴らを見て思う。
それに気づいてからスマホは持ち歩かなくなった。
今は綺麗だと思った花や景色に出会ったら、何年経ってもすぐにその情景を思い出せるくらいにまじまじと見つめている。
目があるのだから、記憶する力があるのだから、使わずに生きるのなんてもったいない。
誰よりも人間を満喫してやるさ、私は。
9/18/2024, 8:38:39 AM