先生の話も半分に、教室の窓から空を見上げる。
天気は快晴で、本当に雲ひとつ見つけられない。
まるで晴くんみたい、と自信過剰気味な友人の顔が思い浮かび苦笑するが、当の本人は絶賛夢の中。
これで先生に当てられた時はきっちり答えられるのだから、羨ましく思ってしまっても仕方がないだろう。
「お前にはお前の良さがある。無理に変わろうとしなくても良いんじゃないか?」
ふと、前の授業の事を思い出してしまった。
やっぱり今日は空が眩しいなぁ。
「快晴」
4/14/2023, 9:16:54 AM