“ココロ”はしばしば、天気に例えられる。“ココロ”を天気で二つに分けて表現したとしたら晴れと雨になるだろう。
いいこと・うれしいことがあったとき、天気は晴れだ。青い空が一面に広がっていて、優しく身体が温めてくれます。
悪いこと・悲しいことがあったとき、天気は雨だ。灰色の雲が空全体に広がっていて、太陽が隠れているのと、雨が足元や服の袖の方にあたり、すこし寒くなってくる。
晴れの日がずっと続いてほしいと思う。
しかし、実際の天気で晴れの日が続くと、貯水地に水が溜まっていかず、水が不足し、人を含めた生物の多くが、脱水状態になって生きられなくなってしまう。
水は天からの恵みであるが、どんよりした空や冷たく降ってくる雨が気分をずーんと沈めてしまい、雨のありがたさを感じられないときが多くある。
また、雨は新たな友達との出会いに協力してくれる。雨の日(梅雨の頃)は、カエルがぴょんぴょん飛び跳ねているところに遭遇する。雨は、乾燥が苦手なカエルにとって、とても心地のよく、安心して動き回ることができる環境をつくりだしてくれる。雨だからこそ出会える友達だ。
雨の日のカエルと同じで、“こころ”が雨だからこそ出会える友達がいる。雨の日には変わりないが、傘がなくて困っていたときに、友達がやってきて傘に入れてくれたことで、少し気持ちが明るくなる。そして、雨の日しか感じることができないじんわりと温かい優しさによって、目の前の雨が輝き、幸せな気持ちが広がっていく。
人生は、晴れと雨の繰り返しだ。天気に自分の”ココロ”を振り回されるのではなく、雨の恵みと新たな友達との出会いに感謝する。そして、天気が晴れのとき、雨のとき、それぞれのよさを噛み締めながら日々を過ごしていきたい。
__________ココロ_______________________________。
2/11/2025, 2:45:05 PM