独白
迅嵐※カンザキイオリ様の小説のお言葉を拝借しております
きっと遠く遠く、高く高く、おまえは先に行ってしまうのだろうね。
おまえはおれを信じすぎてしまうきらいがあるから。
おれが何かを言うまでもなく、おれの全てを信じて前へ進んでしまうから。
いつも視えてしまうんだ。おれの知らない間に、何度も死んでしまう光景を。
その度におれはその未来を捨てる。
おれが知らない間に死んでしまう未来なんて。…そんなの認めない。認める訳にはいかない。
だからね、嵐山、
俺が選んだ最高の未来を
生きて、生きて、そして死んでくれ。
おまえの為に選んだ未来の中でおまえは生きて、二人でご飯を分け合ったり、くだらないテレビで笑ったりして、長生きして、おれの前で死んで欲しい。
戦場の最中ではなく、あたたかな寝床の中で。
この未来は大切なおまえが幸せでいられるように。
こんなおれを信じてくれるおまえのために。
__________さぁ視よう。笑顔で眠れるその日まで
10/14/2024, 10:20:57 AM