「街の明かり」が今日の作文テーマだ。大学生の頃に、部活のメンバーでちょっとした山の上から街の夜景を見下ろしたことがある。街の明かりは宝石のようにキラキラと輝き、とても綺麗だった。その明かりのひとつひとつは、どこかの家庭の窓の光だったり、オフィスビルの蛍光灯の光だったり、店舗の看板を照らす光だったりしたはずだ。「この夜景の光が、人間が作ったものだと考えると、汚く思えるか、むしろさらに美しく思えるか、で性格が分かれそうですね」というようなことを、そのとき自分は言った気がする。それに対して部活の仲間達がなんと答えたかは覚えていない。たぶん、軽く流されたんだと思う。その頃も今も、自分は「汚く思える側」だけど、「美しく思える側」になりたいなぁと思っている。人間の営みを愛せるような人間に、いつか、なりたい。
7/8/2024, 1:15:05 PM