南葉ろく

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 もしもまた、君に会うことができるのならば。季節限定のドリンクを片手に他愛の無い話に花を咲かせながら、「これ美味しいね、また来年も飲もう」なんて、ささやかな約束を取り付けたりなんかしたいな、と思うんだ。
 ううん、それもしたいけれど。本当は、きっと。ただ、もう一度会えるだけでもいいんだ。
 君はとてもとても遠いところに行ってしまったから、多分、難しいのだろうけれど。それでもきっとまた出会えるはずと信じている。
 百年先だって二百年先だって、此処だろうと虹の先だろうと、構わない。君との運命を信じているから。



テーマ「巡り会えたら」

10/4/2024, 9:06:33 AM