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モータリゼーションが進んだ現代社会である今日。
それに伴い今となっては人の住むところであれば、大体がそれらしくセメントやら自然とタイヤ痕の染み付いた道やらといった道路が整備されていったように思われる次第(これは日本の場合としたものだが)。
道路に覆い尽くされているこの地を、ある種こう言い換えられはしないだろうか?
地上は道に支配されたと。
人々は歴史が進むにつれて、新たな交通手段を求めた。
最初は陸へ、次は海、そして最後は空までも。
顔を見上げ、空の青さに感動するたび私は思う。
いつかこの美しさは失われてゆくものなのだろうと。
過去人々が地を道で支配したように、その手は海上交通にへと伸ばさられ、航路もまたルールによって縛られてゆく。
空もそうだ。
今はまだその毒牙にかかっておらず、あってもせいぜい鳥と相変わらないような飛行機ばかりで、邪魔らしいどころか、なんならある種景観の一つとして尊重されてさえいる気がする。
けれどそれも将来的にはどうだろう。
いずれ青い空にも点線が引かれ、交通網が敷かれる。
決まった時間、決まったタイミング、決まった道で飛行機達が列を成して、空を覆う。
これは空を支配していると言っても過言ではないだろうか?
その時、空はなんと言うだろう。
彼には口がない。権利がない。手も目も足もない。
文句も言えなければ逃げることもできない。
できることと言えば、せいぜい一人しくしく悲しく泣くことばかり。
けれどその涙は雨はもはや人々に届くことはない。
空が人々の都合に覆われてしまったのだから。


要約すると、やっぱ歳取っても青い空はまだまだ見れるままがいいなぁって話です。
ぶっちゃけそんななったらガチモンのディストピアじみてくるし、人類みんななんだかんだ青空大好きだろうから多分大丈夫っしょ。
ヘーキヘーキ。
ディストピアものは好き。

もう一回自分で再読してみたけどコイツ思想強いな、そんなつもりじゃなかったのに……。

9/16/2024, 1:11:11 PM