それを
誰にも見られたくはない
誰にも知られたくはない
あぁ!
直ぐに消してしまいたい
破り捨ててしまいたい!
真っ白な油性のペンで
塗り潰してしまいたい
もしそうしてしまう事が
私に赦されるのだとして
もし、もし。
その代償が死、であれば
どんなに楽であろうか...
そして
遂に、私は赦されない...。
溢れる
味のしない冷たい水が一筋
黒色に
塗り潰されて皺の寄る頁に
落ちて
歪んだ形の染みを作るのを
私は、
ただ見る事しか出来ない。
黒色の下に書かれた物を
何より
そこに書かれた私という
人間を
誰にも見られたくはない
絶対に
誰にも知られたくはない
故に私は只、逃げる様に
それを奥深く隠して行く
必死に隠して生きて行く
白い頁だけを周りに見せ
私は大丈夫だと主張する
例え心の中でどう思って
居たとしても。
それがどんなに、
疲れることか...。
赦される事などない
神様はきっと居ない
題材【閉ざされた日記】より
1/18/2026, 11:47:09 AM