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明るむ窓と朝焼けの訪れに、頭を抱える。
もっと計画的に手をつけておけば良いものの、“また”やってしまった。
こんな一夜漬けの足掻きでは振るわぬ事実も、身をもって知っているというのに。

うめきと嘆きをない混ぜにした声は、差し迫るまでお気楽モードのまま過ごしていた己が慢心へと牙をむき、怨嗟を捏ねくり回す。
結局苦しむのは、いつだって他でもない自分自身だ。

頭では分かっている……はず。多分。
だというのに、こうも目の前の寄り道や誘惑に負けているのは如何なものなのか。
そうやって焦りと後悔を繰り返しても、未だに悪癖を積み上げてしまうのが、いわゆる一つの“お約束”だった。

【現実逃避】

2/27/2024, 1:17:36 PM