今日のテーマは『変わらないものはない』ということで。
私の好きな言葉に「諸行無常」「行雲流水」「天衣無縫」「雲煙過眼」というものがあります。少し難しそうですが、それぞれ「すべてのものは移ろう」「流れに身を任せる」「飾らず自然体である」「過ぎ行く雲や煙のように一時的」といった意味合いが込められています。私なりの解釈では、物事に執着せず、あるがままの心持ちでいることを説いている言葉だと思います。
この世界において、私たちが完全にコントロールできるものはごく僅かです。むしろ、運や外的要因、つまり自分の手を離れたところにある事象が大きく影響を及ぼすわけです。
さらに、自分自身についても、感情や価値観、意識ですら、何か一つのきっかけで、移ろう可能性を秘めています。
そんな「諸行無常」な世界で生きるためには、「行雲流水」や「天衣無縫」のような心持ちが必要なのではないかと、私は思ってるわけです。変化することを認めず、不変であることに執着するのはしんどいことですから。
しかしながら、すべてが変わりゆくことを受け入れる一方で、私自身の言葉や信念だけは、不変でありたいとも願っていたりします。これは、諸行無常な世界(あるいは『変わらないものはない』というテーマ)に対する、小さな反抗です。
それに、何事も変化し移ろうものですが、その時々に私が感じたこと、発した言葉は、そのときの私にとっての真実であり、本物です。それだけは、どれほど時が経とうと不変なのだと、そう信じています。
さてさて、今日も筆を置くのによい時間がきました。
最後にもう一つだけ私の好きな四字熟語を紹介します。
「塞翁が馬」という言葉ですが、「一見不幸な出来事でもその先の幸運に繋がっていたり、その逆も然り」という意味合いの言葉です。変化の先に何があるかわかりませんが、こういう心持ちでいると一喜一憂しなくて楽だったりします。
はい、このテーマはこんな感じで。
12/26/2024, 12:07:18 PM