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お気に入り
何を食べても幸せを感じられた
笑顔が自然と溢れるようだった
あの日から
何を食べてもおいしくも不味くも感じない
ただただ生きるために中を食べる
いつのまにか、食べる量は減っていき
今では1日一回食べればいいと思う
ただ一つだけおいしさを感じるのは
あの時でも、
やさし包み込んでくれた
あのお料理だけ。
それたった一つ。
一人で食べてもおいしくない
食べてる時に何で食べているのかと問うくらいに
けれどその一つ、
たった一つのお気に入りのもの以外は
きっと私の世界には必要ない
色がついていない
モノクロの世界

2/17/2024, 2:27:42 PM