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皆様は、鏡の法則をご存知だろうか?

簡単に説明すると、良いものは良く、悪いものは悪く返ってくるという法則だ。
例えば──
人に親切をすれば、人から親切が返ってくる。
これもこの法則の一つだ。

そんな鏡の法則に言葉の持つ力──言霊が加わると、
とんでもない力となって自身に返ってくる。
私はそれを経験した一人なので、この法則を強く信じている。

鏡の法則は、今すぐ実践したからといって、直ぐに
結果が返ってくるものではない。

この法則は、早く返ってくることもあれば、忘れた時に返ってくることもあるという、非常にランダムな
性質をもっている。
もしかしたら、心に抱いた重さと時間に関係があるのかもしれないが、真実は分からない。

そして、この法則の素晴らしくも厄介なところは、「自身が抱いた心を、他者が存在する世界に放った
瞬間から発動してしまう」ということだ。
その為、何気ない言葉が力を持ってしまうことが
ある。

良い言葉は、良い事、良いものをつれて。
悪い言葉は、悪い事、悪いものをつれて。

言葉や経験として必ず自身に返ってくる。

鏡の法則の言葉は、上辺の言葉だけでなく、心の声の方も返ってくるという点にも留意したい。
表面上の取り繕いなど、この法則の前においては、
関係がない。

例えば──。
誰かを守る為に発した言葉が鋭いものであった時、
いつかのタイミングで鋭い言葉を他人からもらうが、誰かに守られるという経験もする。
ランダム発生なので、それが早いか遅いか、或いは、分かりやすいか、分かりにくいかは不明だが、必ず
経験できる。
では、誰かを貶めようとしたなら…言うまでもない。

私が知る限り、鏡の法則のネガティブをキャンセルする方法は、自身が放ったネガティブ以上に誰かを救うことだ。
しかし、気をつけなくてはいけないのは、心に抱いた重さは時間と関与している。
重ければ重いほど、解消には途方もない苦労を伴ってしまうことがある。

だから私は、言葉やそれに伴う心というものを大切にするようにしている。

言葉というのは、便利で容易い道具ではない。
多くの先人達が残している通り、
言葉に気をつけなくてはいけない──のだ。

鏡の中の自分を見ながら、鏡の法則を思い出す。
言葉を使うことの難しさと、巡らせるべき温かい言葉の力を信じながら──。
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鏡の中の自分

11/3/2024, 1:08:11 PM