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「夢の断片」

 柔らかな朝の光で目が覚める。見慣れたはずの部屋が何故だか知らない部屋のように感じた。ついさっきまで違う世界にいたような感覚だ。
 まだ頭の中に残っている微かな夢の断片を、逃さないように繋ぎ止めながら急いで紙に記す。
 断片を組み合わせていくと、忘れかけていた夢の形が不思議と浮かび上がってくる。
 見えてきた夢は思わず笑ってしまうくらい支離滅裂で辻褄の合わないものだった。
 
 この夢の話を聞いたあなたはどんな反応をするのか、想像しただけで楽しい朝だった。

11/21/2025, 1:00:29 PM