タノシクカイテマス^^

Open App

大好きな君に

シリーズ小説の続き。過去作手直し中なのでタグ表記控えます。お題は無理矢理ねじ込んでます。

「まじで足やっちゃってるじゃないですか、なにしてんすかっ」

大部屋に移ってから見舞いで、よく人が来るようになった。コーチの鹿田(しかだ)さん、スタッフの阿多利(あとり)さんにつぐみさん…あと。

「団体戦どうすんすか、雪虎(ゆきとら)さんいないんじゃ――」
「うぜぇ…」

同競技選手の栗栖日ノ丸(くるすひのまる)と、

「うぜぇってなんすかっ、こっちは心配して――」
「大部屋だからね、ちょっと一回黙ろうか」

狐塚北斗(こづかほくと)。

(…やっぱ似てんな)

入院してからこの男の兄である担当看護師と四六時中顔を合わせているせいか、こうして見ると雰囲気がよく似ていた。しいていうなら、弟の方が性格の軽さが顔に滲み出ている。

「うちからは鼠入(そいり)が行くから良いんだよ」

言って胸の詰まる感覚をやり過ごすためベッドのシーツを軽く握った。

「鼠入さん今季調子良いですけど、でも…」
「うそ、来栖くん泣いちゃうの?」

北斗のやつが煽るような言い方をしたので本当に泣き出してしまい、鼻水の垂れる顔にベッド脇のテーブルから慌ててティッシュを数枚取ってやる。「皆で出たかったと」泣く来栖の横で、腹を抱えながら笑う男をたしなめながら落ち着かせるように頭を軽く撫でてやった。団体戦と言っても出場する個人でチームを組むのだから皆でという言葉には語弊があったが、素直な言葉に申し訳ない気持ちと率直な嬉しさで自然と笑みが溢(こぼ)れた。

「お前ら――」

流石に騒ぎすぎたかと布団を被り寝ていた狸原(たぬきはら)さんが起きてこちらを睨んでいるのを見て、咄嗟に頭を下げて謝ろうとした一瞬―

「大好きだ、サインしてくれ」

差し出されたその真っ白な色紙に、俺達は謝罪の気持ちを込めて寄せ書きのようなサインを書いていった。


(後書き。)

キャラクター増えるとスポーツ要素っぽくなった

これ描写伝わってますか^^;

AIのスパルタ指導にも慣れてきた今日この頃

「ブンショウガカタクテヨミヅライヨソノブンミャクジャヨミテニツタワラナイヨ」

3/4/2026, 3:00:45 PM