少女シロウ

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外はもうとっくのとうに暗くなっている。
空では星がチカチカと点滅しており、ふと動く星があると思えばそれは飛行機であった。下弦の月はこちらに微笑んでいる。
ひんやりと冷えているベンチを撫でる、肌寒いなあ。

なぜここに居るのだろうか、そうだ、終電を逃してしまったのだ。ここはどこだろう。何も考えずに終点で乗り継いでいたらこんなことに。
まあいいか、どこまでも行こう。自分の好きなようにしよう。人生なんとかなるはずだ、きっとね。

10/12/2025, 1:10:38 PM