猫宮さと

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《どうすればいいの?》

あなたを思い出すと、自然と顔が綻ぶ。
あなたの声を聞けただけで、幸せになる。
あなたの笑顔をちらと見ただけで、その日は最高の日になる。

嬉しい。心踊る。そんな気持ちが凄く心地よくて。
ずっと、あなたの心の底からの笑顔を見ていたい。

あなたの隣は、きっと最高に幸せな場所。ずっと、そこに立ちたい。
でもそれを求めると、叶わぬ苦しさに胸が締め付けられる。

そしてそれが叶った時。それは、あなたの全てを間近で受け止めることになる。
笑顔も、喜びも。悲しみも、苦しみも。

あなたが悲しみ、打ちのめされたことも知っている。
それを乗り越えたことも、知っている。

それでも夢が叶った暖かな気持ちと、それに付いてくる不安に心をかき乱される。
私は、それを支える力を持っているの?
本当に私は、彼の隣に立つに相応しいの?

この不安を打ち消すには、どうすればいいの?


そんな苦しさを抱いていた時、彼はふと呟いてくれた。


「あなたがいてくれて、本当によかった。」


宇宙の星も、月も、青空の太陽さえも霞みそうな眩しい笑顔で、そっと。
私の隣で、私の瞳を見つめて呟いてくれた。

私の不安は、一瞬で消え去った。

私こそ、本当にありがとう。

11/22/2024, 9:57:39 AM