突然の君の訪問。
叫んだ。心の中で。実際に出たのはヒッ、という鋭く息を呑んだ音だけだった。
抜き足差し足棚に置いてある強力スプレーを手に取り背後に回って噴射する。
去ね!!!!!!
滅びの呪文を唱えながら煙幕の中目標が仰向けになって転がったのを確認。
ということが起きて以来、絶対に彼らの訪問を受けないために推奨されるあらゆる場所に忌避剤と毒餌を置き、月1の空気噴射も欠かさず行っている。
君は出禁。予約も断りもなしに敷居をまたぐことは絶対に許さない。
もちろん予約され挨拶されても訪問は受け付けない。
8/28/2024, 10:58:02 AM