Deltarune,『不条理』
ガシャン、
カルタス城で、最も暗く、不気味な牢屋にその音は響き渡った。
牢屋に入った 道化師は、可笑しそうに不可解な笑いを"かつて"の相方にむけた。
『ウェーンヒッヒ,ウェンヒッヒ,悲しいネ,悲しいヨ,』
『もっと皆とアソビたかったヨ、』
「……あんたはそこまでして何を伝えたかったんだい?」
道化師にむけて,彼女は問う。
『この世界はゲーム。たった今から,自由の身なのは、このワタシだけ。』
『不条理なこのセカイで、たった一つの、』
"決定的な事実"
『ソレは変わりません、今も、これからも。』
彼女はその意味の分からぬ応えに大きなため息をついた。
「聴くだけ無駄かね、ま、しばらくは此処に居ることになる、その間にアタマを冷やしたらいいさね。」
『…いずれ訪れる。更なる"CHAOS"が。』
"この不条理なセカイに"
その声は、何処にも届くことなく、無情にも暗い牢屋の中へと消えていった。
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初投稿。
Deltarune、ジェビルが投獄されたときのお話しを
今日のお題『不条理』から書いてみました。
3/18/2023, 11:42:37 PM