私は今日、初めて人を殺した。
優しくゆっくりと、その肩を押して私は屋上から親友を突き落とした。親友の表情は最初強ばっていたけれど、次第に緩んだ顔になり最後には全てを受け入れたような安らかな顔で落ちていった。一瞬でしかないその瞬間が、まるで十分のように感じた。
たとえ間違いだったとしても、私はこの選択、この行動に後悔はない。下を見る勇気がなく、私は上を向いたまま振り返り、どよめき叫ぶ声を背に自分の教室へ戻る。多分、すぐに私は捕まるだろう。でも、それほど恐怖も後ろめたさも罪悪感もない。
だって私は、死を望んだ彼女の背中を押しただけなのだから。
4/22/2026, 2:29:40 PM