「Sunrise」
私は太陽が好きだ。落ち込んだ時でも私を包み込んでくれる。ひまわり、オムライス、そしてあなたの光に輝く金髪。これも私の大好きなもの。あなたは私の太陽。あなたの笑顔を見るだけで私は幸せになれる。
ある時、あなたは言った。親から虐待されているのだと。切り傷とあざがついたあなたの体は痛々しくて、それでも美しかった。あなたは私の太陽。でも私はあなたの太陽にはなれない。でも、こうやって話を聞くから。ずっとそばにいるから。だからあなたは、ずっと私の太陽でいてね。
そう、思っていたのに。
「ねぇ、私、明けない夜はないなんて信じられないの。もう、限界。、、、、、だから、じゃあね。」
あなたはそう言って夕陽の差す窓から飛び降りた。そんな時でさえ私は風に靡いて光るあなたの髪に見惚れてしまった。我に帰り、あなたの元へ行った時にはもう遅かった。あなたの美しい髪はみるみるうちに血に染まっていく。
、、、、、、あ、夕陽。
5/21/2025, 1:30:47 PM