8日目【君に会いたくて】
君に会いたくて堪らなかったのは、去年の夏までだった。
私に女としての可愛らしさを取り戻してくれた人。感謝の気持ちでいっぱいだった。
夏のうだるような暑さと、照りつけるギラギラした太陽は、君との思い出を輝かしいものにしてくれた。
すっかり寒さが厳しくなった頃、私の君への気持ちは恨みつらみとなってしまった。
君と出会わなければ、私は予定通りの人生を歩めたのに、出会ってしまったばかりに、狂ってしまった。
その後私は、散々恨みつらみを吐き出した後、君への想いを昇華させた。
君に会いたくて堪らなかった私は、君のことをほとんど思い出すことなく、毎日過ごしている。
1/19/2024, 10:35:41 AM