あなたのことなんて大嫌い。
私がどんなに離れても私を抱きしめるその腕が。
どんなに罵っても『愛してる』というその口が。
どんなに拒んでも『嫌いになるわけなんてない』というその懐の深さが。
触らないで、触れないで。
汚い私をこれ以上愛さないで。
でもお願い。
わたしを、はなさないでいて……。
あなたの服の裾を掴む指が空をすり抜ける。
1/29『I LOVE...』
街灯光る街の中へ。
手を繋いで、あなたと。
仕事終わりのデートは、短いけれどとても充実している。
1/28『街へ』
手を差し伸べるだけが優しさではない。
ただ見守るだけが優しさの時もあるのだ
それは無視ではない
優しさなのだ
1/27『優しさ』
深夜のシャワー室から水音が聞こえる。
まるで雨のように落ちる雫たちは、きっと今頃彼の体を包んでいるのだろう。
「兄さん……?」
目が覚めて隣の温もりがないことに気づいた僕は、ゆっくりと体を起こした。
そっと兄がいたであろう場所に手を触れると、まだ温かかった。
そのまま何気なしに枕に手をやると、冷たく濡れていた。
「兄さん……?」
一瞬で不安になった。
僕は布団をはねのけて浴室へ急いだ。
雨の音はまだ続いている。
脱衣所へと続くドアを開けると、もうもうと湿気と湯気が僕を迎えた。
兄は浴室のドアを開けっ放しにしてシャワーに打たれていた。
その顔には、シャワーの雫なのか涙なのか分からない水が滴っていた。
僕は慌てて兄に駆け寄った。
今宵の兄を一人にしてはおけない。
1/26『ミッドナイト』
1/30/2026, 8:04:17 AM