玉結びが苦手で、家庭科の授業中うまくできなくて、泣きながら家でも練習していたことを思い出す。
母は横で見ているだけで見本を見せてくれる訳でも、手伝ってくれる訳でもなく、でも、うまくできた時ニコニコ笑ってくれた。
目には見えない糸の役割があるとしたら、それは、たくさんあるだろう。
長い歴史の中で、多種多様な糸が網目のように、どんな場所にも必要なことを伝達し、繋いでくれていたのではないかと思った。
私の糸は、どんな糸なんだろう。
母が繋いでくれた優しさを、私も誰かに繋いで行きたい。
繋いで繋いで繋いで、その先に何が待っているのかわからないけど、今できることから少しずつ。
6/18/2025, 4:54:28 PM