ふとした瞬間に、自分が思ってたよりも小さい人間だって気づく。
たとえば、
お店で隣のテーブルの料理が先に来たときに、ちょっとイラッとした瞬間。
たとえば、
エレベーターの「開く」ボタン押してたのに、誰も「ありがとうございます」って言わなかった瞬間。
たとえば、
LINEの既読スルーに3分も耐えられなかった瞬間。
たとえば、
「好きなタイプは?」って聞かれて、「優しい人」って無難な答えを出してしまった瞬間。
こういう小さな瞬間に、
「俺って意外と器ちっちゃいな」ってなるんだけど、
でもよく考えたら、
器が大きい人間なんて、そもそも器の大きさとか気にしてないんだよね。
だから、
「俺って器小さいな〜」って思ってる時点で、
まだちょっとマシなんじゃないかって思ってる自分がいて、
さらにそのことに気づいて、
「うわ、めちゃくちゃ小さいな俺」って落ち込む。
この、ふとした瞬間の無限ループ。
もういっそ、
「俺は器小さいんで!」って開き直ったほうが楽なのかもしれない。
でも、開き直ったら開き直ったで、
たぶん次は、周りの人に
「あいつ、開き直ってるけど、それを許されるほど魅力ないな」って思われるんだろうな。
……って考えてると、
ラーメン、もう伸びてる。
「ふとした瞬間」
4/28/2025, 6:54:15 AM