このまま時間が止まってほしい…楽しくて幸せな気持ちのまま。明日なんて来ないでほしい…
と願っても、いつものように淡々と時間は過ぎていく。楽しく充実した日であっても、悲しみに暮れたつらい日であっても時の流れは変わらない。振り回されていくのは感情という難しい生き物を育て、共に成長していく人間だけだ。時には色んなごちゃごちゃをすべて投げ捨ててひとりの時間に浸りたいときもあるだろう。時間というのは不思議なもので、楽しい時は早く感じるがつまらない時はとても遅く感じる。私もこのまま終わらないでほしいなぁと思ったことは何回もある。でも考えて思ったのは「終わりがあるからまた前を向いて進んでいけるしその楽しい!とか幸せって気持ちを存分に味わえるんじゃないか」ってこと。きっと何事にも終わりがないと、続くことが当たり前だと思ってしまう。だから「今」過ごしている時間がどれだけ貴重なもので、かけがえのないものなのかそれを感じないままただ時間だけが過ぎていく…それは本当にもったいないことだと私は思う。それから長い時間が経ち、頭では忘れてしまうかもしれない。でもきっとその時の情景や感じたものはいつまでもずっと心に残っている。どれだけ経っても忘れられない、忘れたくない想い出ができたというのは本当に素敵なことだ。そう思えたのは、あなた自身が自分にとって満たされる時間を心から楽しみ、味わえたからなんじゃないだろうか。終わってしまう瞬間はなんとなく冷たい風が吹いたような寂しい気持ちになるが、自分で記憶から消さない限り何度でも思い出せるしその時の気持ちにパッと戻れる。この作品を読んで大切な記憶があることに気づいたあなた。寝る前の少しの時間、お風呂でゆったりしている時優しく目を閉じて想い出の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
11/28/2024, 10:32:44 AM