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書く習慣:本日のお題「胸が高鳴る」

個人的に、胸が高鳴るイベント第一位は待ち合わせである。

できれば相手より早く到着したい。待ち合わせ場所から目的地までのルートも実際に歩いて確認したい。その日に行くお店が予約ができないタイプの行列ができるカフェなら、先に並んでおいて店内待ち合わせに変更したい。

そもそも、待ち合わせは遊ぶ日のすり合わせから始まっている。当日に仕事があるのか、翌日が休みなのか、遊ぶエリアをどこにするか、行きたい店は何時にオープンなのか。

遊ぶ日が決まったら、手土産を買いに行く。相手の好きなものを選ぶのか、自分が買って良かったものを布教するのか。相手の負担にならないように、なるべく軽くて嵩張らないものがいいだろう。

この待ち合わせの相手は恋人でも上司でもない。気の置けない友人である。

毎日同じ学校へ通っていた頃は、私がダメ人間すぎて友人に心配をかけていた。

ガスバーナー着火下手くそ選手権で毛先を焦がす。
モップで床を水拭き中、すっ転んで頭を打つ。
ブレザーのボタンをつけ直そうとして、スカートとブレザーを縫い合わせる。
テラスで足を踏み外し、毛虫だらけの生垣にダイブして手足を刺される。

アホエピソード満載である。

実にしっかりした長女気質の友人には「大人になるまで生き延びられるのか」と親目線で心配されていた。思えば、中学、高校、大学とそれぞれのフェーズで一番仲良くなったのは揃って下に弟妹がいる長男長女ばかりだった。

おかしい。私だって、小学生の頃はしっかり者の姉キャラだったはずだ。
なぜか友人の前ではしっかり者になりきれなくて、ズボラだったりそそっかしかったり、落ち着きのないボロが出まくっていた。
だから、大人になってから遊ぶ時は、しっかり者に成長したところを見せて安心してもらいたいのだ。

待ち合わせ場所に向かっているあたりまではそんなことを考えているのに、私より早く友人が待ち合わせ場所に立っていて、膝から崩れ落ちそうになる。

「どうしてそんなに早く来てるの?」と聞いたら、「いつも早めに来てくれてるから、私も早く行ったらそのぶん一緒にいられる時間が増えるかなって」と答えが返ってきた。

そんなわけで、友人との待ち合わせの日は胸が高鳴る。

3/19/2026, 2:18:00 PM