さて、今日のお題は
〝タイムマシーン〟がテーマらしい。
私が困るお題が得意なようだ。
私は過去に戻りたいか。未来へ行きたいか。
この投稿を見た人達はきっと戻りたい人、未来に行きたい人それぞれ居るだろう。
過去へ戻りたいって思える人は
過去に素晴らしい出来事や充実した日々があったのだろう。
なんとも羨ましい。
私は生まれた頃から体が弱かった。そしてまた薬による副作用が酷く常に病院に居た。
私の隣に居たのは友でも母でも父でもない。
点滴だ。
私の傍に居たのは〝死〟だった。
〝死ぬ〟ということを分からなかったあの頃、
症状がひどくなって呼吸困難に陥ったことがある。
最初は家でなった。
〝死〟という奴が私の足を引っ張ってズルズルと引きずる感覚だった。
私は初めて、椅子や机が羨ましいと思った。
この世に存在していい。
それがどんなに羨ましいと思ったことか。
この投稿を見ている貴方は分からないのだろう。
それでいい、あれは稀有な体験だった。
そして学校に行けば珍しがられ、
最初はそよそよしかったクラスメイトは次第に私という存在を無視しだした。
要はイジメというものだろう。
小学校、中学まではクラスメイトから無視され、私もクラスメイトとの関係を遮断していた。
高校は地元から電車で通う場所に受験した。
まあ、意外と同中が居たのは予想外だったが、
楽しく過ごしていた。
大学は絶対に私を知らない人たちが居る環境に行きたいと願い、
志願した大学、専門、短大は全て県外だ。
そして大学生になって、
そこそこ楽しんだはずだった。
けれど、次第に私は弱っていくのだった。
理由は不明、原因不明。
ただ憂鬱でベッドから動けず
ベッドから動けないが寝れもしない。
溜まっていくストレス、
溜まっていく罪悪感。
私の器がヒビ入って壊れるのは時間の問題だ。
勇気を出して大学のスクールカウンセラーに相談した瞬間に器は崩壊した。
その後のしばらくの日常生活、記憶が存在しない。
ゆっくりゆっくり治療し、大学は復帰。
幸か不幸か、私は福祉学科で精神保健福祉士を目指す人も居たくらい精神系の授業もあったためか
ゼミの級友は私を理解していた。
そして先生も理解して私をよく気にかけてくれた。
そんな過去へ誰が帰ろうと言うのだろう。
未来へ行きたいかと問われれば、
自分が未来へ行って何をするのかと考える。
未来がかなり発展した文化なのか自然を守る文化で原始的な文化に衰弱してるのか は気になる。
みなさま、〝もののけ姫〟というジブリ作品はご存知だろうか。
もののけ姫という作品はジブリ作品の中でも私の中で1・2を争う素晴らしい作品だ。
太古の昔より森で暮らしてきた神々は、
森を守り、そこでの暮らしを守る。
人間はより良い生活、暮らしをするために
タタラ場を作り、鉄砲を作り、
暮らしやすい工夫のために森を燃やす。
みなはどちら側につくだろう。
エボシという立場が上な女性がいる。
その人たちは売られた女性を引き取り、病で隔離・差別されていた人達を守り理想な世界を作ろうとしている。
森を脅かしてでも。
そのエボシからの弾丸を受けた者が恨みつらみは遠く離れた主人公アシタカにまで呪いをかけ死すように苦しむようにした。
話を戻そうか。
人は多くが利己主義だ。
自分をより良くしたい。
そんな人間が多い未来は果たして行ったところで何か見る価値あるのか。
もし、私が天才的な頭脳を持っていたのなら、
未知のアルゴリズムや未だ不明なものが判明できるようになった世界が素晴らしく思えるのだろうが、
お生憎様、私は天才でも秀才でもないし、未知・無知への探求に興味はあれど、私の頭脳では理解出来ないのが現実だ。
それから、
過去に行きたい方を否定する気は毛頭ないが
歴史上の人物に会いたい と言う人がいらっしゃるだろう。
私は歴史という教科が嫌いだった。
誰かが都合よく書いたものが都合よく理解され都合よくそれを事実と認識している気がしてならないのだ。
何かあった時に双方からの意見じゃなくて片方の意見を鵜呑みにし片方にばかり肩入れしてる人くらい嫌いだ。
私は神話の世界の方が読んでいて楽しい。
神話の世界はタイムマシーンでは行けないから無理なのだろう。
私はタイムマシーンが都合よく私の前に会ったとしても
結果使わないという選択肢をとるのだろう。
7/22/2023, 11:04:08 AM