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これはただのひとりごと


人の年齢を、その人のレベルと置き換えてみよう。

僕たちは産まれてから、365日の経験値を得て、1レベル上がる。

それは誰もが平等に与えられるボーナスポイント。

そこから、精神力や体力、他それらの基礎値は、365日の一分一秒で

僕たちの身体に何かを蓄積させて、構造機能に変化を生み出す。

そしてその一秒は、個人の行動や思考により、さらに別のポイントを

付与してくれる。

だから、僕たちには、一年に31,536,000のポイントをあらゆる形、

可能性に変えることが出来る。

時間というポイントは、自分の為にも誰かの為にも使える。

ただ、無限にある割り当て先に限度などなく、

自身のパラメーターを、正しく数値として確認することはできない。

また、環境や心身の状態により、レベルが上がっても基礎値が上がらないこともある。

さらには、平等だと思われていた、時間というポイントも、

いつ終わりが来るのか分からない。

なんなら、外部からの妨害や影響で、

思い通りの割り振りが出来ない時さえ、ありえる世界。

それでも、流れた時間の数だけ僕たちはレベルを上げる。

立ち止まっていても、停まらない。

振り向いたって、進んでいく。

時間という電車に揺られながら、僕たちに何ができるだろうか。

僕たちにはレベルと一緒に何を積み上げていくべきなのか。

…とりあえず、次の停止駅まで携帯を閉じることにしよう。

1/2/2024, 11:04:33 AM