『旅は続く』 まぶた越しでもまばゆい日差し 通り過ぎてく自動車の音 寒くて1枚羽織ったけれど 震える心は氷点下 まるで旅でもしているような 見慣れた町のよそ行きの朝 ほどいた過去はもつれるけれと 編み直したい糸がある コーヒー飲めば苦みのなかに 甘い言葉が溶け出してくる 頬にながれるしょっぱい雨は 未来を信じる旅人か ランチはどこで食べるか思案 帰り支度は明日に聞こう 透けてく身体と移り気な風 冬には早い旅は続く
9/30/2025, 11:37:26 PM